猫を長生きさせたい!安いキャットフードでも大丈夫?15歳の猫ちゃんを紹介

長生きネコちゃん

我が家には15歳の雑種のおばあちゃん猫がいます。近所のマンション敷地内で生まれ、その後、縁あって家族になりました。

健康で長生きしてほしい、そんな気持ちからフードにも気を遣っています。

今与えているフードはロイヤルカナンというメーカーの〝早期腎臓サポート〟というドライフードです。高齢になると腎臓が悪くなりやすい猫のために成分が調整されており、健康維持に配慮されているということでかかりつけの動物病院で紹介されました。

粒が小さいので食べやすいようで、大変気に入ってくれています。フードに気を遣っているつもりですが、実際良いフードと悪いフードなんてあるのでしょうか?あるとしたら違いは何なのか・・・?
気になったので調べてみました!

安いキャットフードと高いキャットフードの違い

原産国の違い

高いキャットフードの多くはアメリカやイギリス、ドイツ、カナダなど欧米・欧州で作られています。

その一方で安いフードは国産のものが多いのです。国産フードのほうが安心信頼できるものと思っていたので驚きました。

ではなぜ国産のほうが安いのか?実は欧米諸国ではキャットフードに対する品質基準が法律で決まっており各フードの安全性が厳しくチェックされているのです。

このため、原材料や輸送方法など細かく管理されており、品質維持と管理費用として価格が高く設定されているものが多いのです。

一方、日本ではキャットフードに対する安全基準の指標はあるものの、欧米諸国に比べるとおおまかで厳密なものではなく、コストがかからない分価格が安く設定されています。

原材料の品質の違い

フードパッケージの裏側に記載されている原材料を読んだことはありますか?高いフードと安いフードでは原材料に違いがあります。

高いキャットフードは「チキン」「まぐろ」など具体的な表記があるのに対し、安いキャットフードでは「ミートミール」「肉副産物」などの表記になっています。

この、ミートミールなどの表記は加工済みの肉類に対して記載されるもので多くは人間が食べられない部位や、病死・障害があった動物の肉を使用している可能性が高いそうです。

原材料の内容の違い

これはドライフードに限った話になりますが代表的なものは「穀類」です。原材料欄は、最も多く含まれている原材料から順に記載されます。

安いキャットフードの原材料欄を見ると、一番初めにトウモロコシや小麦など穀類が表記されています。肉類はコストがかかるため、かさ増しのために穀類を多く使っています。

一方、高いキャットフードでは一番初めに肉や魚などのタンパク質が表記されています。高いキャットフードではかさ増しなどはされておらず、良質なタンパク質がふんだんに使われています。

添加物の違い

安いキャットフードは品質の良い原材料を使っていないため、そのままではニオイがきつく猫の食いつきが悪くなります。そこで、香料を使って猫の好きなニオイにしているのです。

また、ドライフードの場合は酸化や腐敗を遅らせるために酸化防止剤や人工保存料が使われています。

これらの添加物は内容によりますが猫の体に悪影響を及ぼすこともあります。高いキャットフードの場合、原材料の品質が良いため臭いをごまかす必要がなく、素材の香りのみで販売されているものが多いのです。

安いキャットフードで長生きする猫ちゃんもいる!?

友人の家にいた猫ちゃんは、安いキャットフードを食べていたけど19歳まで生きました。ですが、このような話を鵜呑みにして安いキャットフードを与えるのは安易で危険だと思います・・・。

言ってしまえば人間と同じで「食べ物に気をつかっても長生きする猫はするし、そうでない猫もいる」のだと思います。

人間もヘビースモーカーで100歳まで生きる人もいれば、タバコは吸わないのに早く亡くなる人もいますよね。

猫も人間と同じで、体に良くないと言われているものを摂取していたとしても長生きする猫はいます。ただ、長生きする可能性を増やすには、原材料を気にすることも必要だと思うのです。

人間は毎食違う食事をとりますが、飼い猫は毎日同じ食事を続けます。だからこそ、猫に与えているキャットフードの原材料がどんなものなのかを把握して、飼い主が納得していることが大切だと思います。

我が家の猫には食材本来の味と臭いを楽しんで健康に長生きしてもらいたいと思います!

猫ちゃんが純血種か雑種によっても病気のリスクが違う!?

雑種猫は丈夫!

いろいろな種類の猫種が混じりあっているため、純血種にある特定の遺伝的な病気が出にくいという特徴があります。また、野良猫の場合には自然界で育つので強い個体が生き残っていくという理由もあります。育つ環境によって個体差はありますが、免疫力が高い傾向にあり丈夫な子が多いようです。

純血種は弱い!?

種ごとに決められた血統を守るため交配されて生まれてきた猫種です。同じ種類の親から生まれた子どもと考えて良いと思います。純血種は同じようなDNAしか交わらないため弱点を補うように進化することができません。そのために遺伝性疾患を持つ猫もいます。純血種の猫は、雑種猫に比べてよりキャットフードに気を遣うと良いのかもしれません。

純血種の猫ちゃんのキャットフードは原材料にこだわるほうが良い!?

純血種の猫のために、より原材料にこだわったキャットフードがあります。例えば、シャムはしなやかかつ筋肉質な体型です。

その体型を維持するために、タンパク質を多く配合し脂肪の含有量を適度に抑えることで引き締まった筋肉質な体を維持するためのキャットフードがあります。

グレインフリーの本当におすすめできるキャットフードを紹介

また、ノルウェージャンフォレストキャットは水をはじく上毛と熱を遮断するためのウールのような下毛の二層の厚い被毛を持っています。

被毛の多いノルウェージャンフォレストキャットは毛玉を形成しやすいので、複数の食物繊維を組み合わせることで健康な消化管の運動を維持し飲み込んだ毛玉の排泄をサポートしてくれるキャットフードがあります。

純血種の猫たちにはそれぞれ特徴があります。その特徴を理解しその種にあったキャットフードを与えることがより良い健康につながると思います。

【100人の愛猫家が選ぶ】子猫におすすめ!本当に良いキャットフードを厳選

長生きしている猫ちゃんの生活環境を紹介

我が家は完全室内飼いです。そして猫ファーストの生活を心がけています。トイレは全部で6か所あり、我慢することなく排泄してもらえるようにしています。

また、お水は4か所に設置してあります。15歳と高齢になってきたので、体力に合わせた環境づくりをしています。例えば、視力の低下に対応、ストレスをかけないために無用な模様替えはしません。

猫のお気に入りの場所が高い場所なので、そこに登りやすいように少し低いテーブルを設置したりするなどしています。我々人間もそうですが、ストレスは大敵です。長生きの秘訣は「マイペースでいること」だと思っています。

寝たいときに寝たい場所で寝られるように、遊びたいときに遊びたいもので遊べるように、猫のペースで生活してもらうようにしています。私も猫を見習ってマイペースに、ストレスを溜めないように生活していきたいものです・・・。

この記事のライター

現在6匹の保護猫と生活中の西谷様

コメント

タイトルとURLをコピーしました