愛猫にハタチまで元気で長生きしてもらおうと頑張ってるご長寿プログラムを紹介します!
我が家の話です。ご参考になれば幸いです。
我が家の19歳と18歳の長生き猫ちゃんの紹介

我が家には今現在サスケ♀(19歳)と虎子♀(18歳)の2匹が暮らしています。サスケが我が家に来たのは今から19年前の大雨の日。
運送会社さんの大型トラックが並ぶ駐車場にいつからか小さな小さな子猫がいたのは知っていたけれど、既に我が家には先住猫が4匹もいて、母猫の姿は見かけないけれどこれ以上は無理だと見て見ぬふりをしていました。
でもある大雨の日、心配した私の母が様子を見に行き、そこで右の前足を怪我して必死で鳴いている未来の我が家のサスケを発見…!
ついに見かねて我が家へお迎えすることになりました。当時の我が家の猫様事情は4匹と既に定員オーバー。そんな中でも、家族全員の必死の看病もあり、サスケは指を1本失っただけですくすくと元気に育ちました。
サスケが1歳の時、当時の我が家は周りが畑だらけだったということもあり家の中と外を自由に行ったり来たりできる内外飼いをしていたのですが、サスケの体が小さすぎて避妊手術が遅れ、なんと明日病院に連れて行こうと話してたその日にまさかの出産!
家族全員誰もサスケが妊娠してるなんて思ってもいなかったからそれはそれは驚いてしまいました。
思わぬ家族の増員に戸惑いながらも、小さな小さな子猫たちのお世話に追われていたある日、自由に家の中と外を出入りできる構造が仇になり、外からオスの野良猫が侵入して子猫4匹のうち2匹を噛み殺してしまいました。
悲しい事故がありましたが、そこで生き残った2匹の内の1匹が虎子です。白黒ハチワレのサスケ、その娘のキジトラの虎子、この2匹が今の我が家のアイドルです。
猫ちゃんとのスキンシップがご長寿プログラムの誕生に!

スキンシップというものを本格的に意識し始める転機になったのは私が整体の専門学校へ行き始めた頃。人は人の手によって正しく癒し癒される事があると学び、これは人間のみに限らないのではないかと思い始めたのです。
そして学校で学んだ事を我が家の猫ちゃんたちに応用し、どういった変化があるのかを、ちくいち観察するようになりました。ただ喜ぶ事をするナデナデタイムから、体をいたわることでより元気になってもらうマッサージへ。
ご長寿プログラムの原型がここから始まりました。たくさんの動物たちと暮らすということはその分だけたくさんのお別れがあるということ。
その悲しくも厳しい現実を変えることはできず、そうであるなら少しでも長く元気でいてほしいと思い、毎日のスキンシップをマッサージへと変えていきました。
少しでも体の負担を減らして、少しでも癒されてほしい、全ての飼い主様が、きっとそう思っているように私も強くそう願い、毎日のマッサージをスキンシップとして欠かさずに行うようになりました。
もちろん本人が喜ぶ事が最優先、触ってもらえて気持ちいい〜というところは重点的に、ちょっと嫌がるけどここは大事だから、というところは誤魔化しながらもさりげなく。
特に後ろ足はとっても嫌がるけれど、高齢になればなるほど足腰が弱ってくるから若い頃からの入念なマッサージが大切です。そして生命力に直結する中枢はやっぱりお腹。
ゴロンとお腹を出してもっともっとと催促するのは虎子、逆にサスケのようにヘタクソはお断り!というような子ももちろんいます。
ここも機嫌をとりながら、優しくゆっくりマッサージ、ついでに脇の下や足の付け根のリンパのチェックや流しも忘れずに行います。
入念なマッサージが終わると気持ちよさそうに深い眠りに入ってくれるので、その顔を見ているだけで人間もとっても癒されます。
キャットフードへのこだわりが長生きのポイント!

サスケが腎臓病のステージ3と診断されたのは3年前の当時16歳のことでした。先住猫のお見送りで精神的に参っていて発見が遅れ、体重も1.9キロまで減りもう非常に危険だとドクターからも言われました。
とにかく輸液と食事療法をメインに、美味しくないと食べてくれない上に気に入ったものを見つけてもすぐに飽きてしまうのがサスケなので、ごはんはとにかく見つけるのが大変です。
通常用のフードであれば食べてくれてもタンパク質やリンを抑えた療法食でなければ腎臓の負担になるとのこと。
基本的にはロイヤルカナンの腎臓サポートスペシャルかドクターズケアのキドニーチキンテイストまたはフィッシュテイストを食事の半分、もう半分は腎臓が弱り便秘がちになってしまったためロイヤルカナンの消化器サポート可溶性繊維を半分、これを通常の食事メニューとしました。
ところがやはりすぐに飽きてしまい、時に振りかけを少量ずつ、時にフライパンで炒って温めて、時に焼き鰹を軽くまぶし、時にチュールで味をつけて、あの手この手で食べてもらおうと人間は大忙しです。
かたやなんでもいいから量を食べたい虎子さん、隙あらばサスケの残りごはんをかっさらおうと常に目を光らせている状態です。
この虎子は虎子ですぐに結石になってしまうため、食事はロイヤルカナンのユリナリーケア半分と消化器サポート可溶性繊維半分がメニューです。
それぞれに合った食事内容を見つけるのが大切なんだなぁと改めて思いました。怒涛のお食事タイムは4時間おきに1日6回、家族総出で24時間体制で見守り部隊として回している我が家です。
我が家の長生き猫ちゃんの生活環境を紹介

ねこちゃん専用部屋は最も陽の当たるリビングルームです。
人がいる時は好きな部屋にいけるようにしていて、上下の運動がいつでも気が向いた時にできるようにキャットタワーは大きいものを2つ、トイレも1匹につき十分な広さのものを1つずつ用意しています。
とにかくストレスがないように、少しでも居心地良くいてもらえるように心掛けて、そうできていると思えるのが自慢です。
我が家のご長寿プログラム4選

1つ目は食事
生活の中心になる食事は体を作るとっても重要なファクターです。なんでもいいからよく食べるものではなくて、体のことを考えた食事、そして十分なお水を意識して与える事が大事だと思っています。
我が家では毎食後に2匹とも45mlの水を飲んでもらい、少しでも腎臓の負担を減らせるようにとしています。
2つ目は適度な運動
猫ちゃんの好みはごはんと同様に千差万別です。おもちゃで遊ぶのが好きなのは虎子、理由もなく走り回るのが好きなのはサスケです。
大切なのは本人が運動をしてくれる気になった時に人間がしっかりとそのサポートをしてあげることだと思うので、気づいた時に気づいた人がしっかりと褒めてあげて、もっと遊びたい!と思えるようにしています。それぞれの好みを大切にして少しでも足腰のトレーニングになるように心がけています。
3つ目はサプリメント
我が家では、腎臓の負担を減らしたり、筋力を維持するためのサプリメントを数種類与えています。
病院処方のものもあるので、かかりつけの主治医の先生に逐一相談して、常にコンディションに合った最適なものを選ぶようにすることで、大きく健康維持に貢献できていると思っています。
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4つ目はマッサージ
スキンシップのプラスアルファ、日々健康状態を観察する上でも欠かせないとっても大切な幸せな時間です。この時間を少しでも長く一緒に味わえるように、我が家では我が家のご長寿プログラムを家族全員でがんばっています。
これらのおかげか、先代猫たちも含め、我が家の猫ちゃんたちはほとんどが二十歳まで元気にいてくれています。腎臓病のステージ3と診断されてから3年、19歳になるサスケは今日も元気に走り回り、18歳の虎子はとんでもない筋力で日々いたずらを繰り返しています。
ナラさん(飼い猫のほとんどが20歳を超えてるという猫好き)
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