【猫の飼い方】初心者さんにもわかりやすく解説します!

長生きネコちゃん

猫って可愛いしペットで飼いたいな~と思いペットとして迎い入れる方が増えています。

2020年はコロナの影響でステイホームを余儀なくされ、新たに飼育された猫は約48万3千匹で前年より16%増加しています。

その一方でわずか1週間、1か月で飼育放棄する人も出てきています。


実際に猫を飼ってみると、想像よりも臭かった。赤ちゃん猫が暴れて飼うのが大変。などが理由で簡単に飼育放棄しています。

猫は生き物なので、途中で飼育放棄するなど絶対ないように最後まで責任を持って飼ってくださいね。

それでは、猫ちゃん初心者の方にも丁寧に飼い方を解説していきます。ご参考になれば幸いです。

猫の飼い方

【猫の飼い方】まず新しい環境に慣れてもらう

猫ちゃんをお迎えした日は、環境に慣れてもらうことを最優先しましょう。あまり構いすぎず、そっとしておいてあげるのが良いです。


猫は元々、たくさん眠る動物ですし、子猫はもっとたっぷり眠る必要があります。眠っているときは、起こさないようにしましょう。


また、子猫は好奇心旺盛で部屋を探検します。猫ちゃんは夜行性なので、夜はまるで運動会かのように大騒ぎになることも

動くものを見つけると急に飛び掛かったり、追いかけて走り回ったりするので、危険なものはしまっておきましょう。

【猫の飼い方】猫の生活スペースを確保しよう

猫は自分が生活するスペースを探検して確認しないと落ち着かない動物です。すぐに倒れたり、落下したり壊れたりするものは猫ちゃんが下敷きになる危険性が高いです。

また、糸のようなものは猫ちゃんが飲み込んでしまうと吐けないので、命にかかわることもありますからから猫ちゃんを家族して迎える前には片づけておきましょう

【しつけ】 猫にトイレの習慣を付けさせる

トイレは、多頭飼いでも猫ちゃんごとに専用のものを用意してあげてください。

猫ちゃんがそわそわして床のにおいを嗅いだりし始めたら、猫ちゃんが用を足したいという合図ですから、すぐにトイレに入れてあげましょう。

「トイレに行って用を足す」これを習慣化すると、そのうち「トイレに行って用を足す」という行為を覚えてくれます。

もし可能なら、猫ちゃんが以前に生活していたところで使っていたトイレ砂をもらって、現在のトイレに入れておくとより覚えが早くなることがあります。


もしトイレ以外の場所で粗相をしたときは、そのおしっこを拭いたトイレットペーパーを猫用トイレに入れておくのもおすすめです。

また、決まってトイレをしてしまうところがあれば、そこに猫用トイレを設置してしまうのも方法の一つです。

猫のトイレで重要ポイント

  • 複数の猫ちゃんを一緒に飼うときは、それぞれに専用のトイレを用意しましょう
  • トイレが汚いと、他の場所でトイレをしてしまうことがありますから、常にトイレはきれいに保つようにしましょう

猫のごはんについて

総合栄養食」という表示があるフードは、栄養バランスのとれたものなのでおすすめです。年齢や月齢などに合わせたものを選びましょう。


猫ちゃんはご飯を何回かに分けて食べる習性があります。一日にあげるご飯の量を決めて、何度かに分けてごはんの時間を設けるとよいでしょう。

また、猫ちゃんは好き嫌いが激しい動物です。栄養バランスが崩れると病気になりやすくなってしまいます。人間が食べるものをむやみやたらにあげてしまうのも、肥満や病気の原因になってしまいますからごはんには気を使ってあげてくださいね。

獣医師や獣医学者の監修したキャットフード

カナガン

・グレインフリー(穀物不使用)!チキン60%以上の文句なし
・香料・着色料不使用!
・チキンがたっぷり入ったフードなので活動量が多い元気な猫ちゃんにぴったりです。
・驚きの食いつきを見せる『カナガンキャットフード チキン』!

シンプリーキャットフード(カナガンキャットフードサーモン)

・タンパク質70%以上!動物栄養学者が考えたキャットフード!
・生サーモン・生マス・ニシン・白身魚などの種類豊富
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・グレインフリー

「流れ落ちる水」で人気の給水器から複数の水が流れるタイプ

【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】

猫の健康とワクチン接種

捨て猫を拾った場合はもちろんのこと、購入した猫ちゃんもなるべく早く病院で健康診断を受けさせてあげてください。


猫特有のウイルス性疾患にかかってしまっている場合は、早期発見・早期治療が大切です。


また、病気にかかっていなくても、病気を予防するためにワクチンを接種することはとっても大切です。生後2ヵ月と生後3ヵ月の時に1回ずつ受けた後は、年に1回の接種を忘れずに。


ノミやダニなどの予防も、お医者さんに相談しておくと安心ですね。なにか病気などになってしまう前に予防してあげるのがいいでしょう。

猫の主な病気

猫ウイルス性鼻気管支炎

別名:猫インフルエンザ

鼻水がたくさん出る感染症です。

子猫ちゃんの時にこの病気にかかると、命の危険性もあるので注意しましょう。

猫カリシウイルス感染症

別名:猫風邪

その名前の通り、くしゃみや鼻水、咳や発熱などの症状が現れます。

こちらの病気も、子猫ちゃんにとっては命の危険性がありますので、注意が必要です。

猫汎白血球減少症(ねこはんはっけっきゅうげんしょうしょう)

聞きなれない病名ですが、死亡率が非常に高いウイルス性の病気です。

血液中に流れる白血球の数が激減してしまいます。

猫の健康をチェックする

猫ちゃんは、あまりベタベタと触られることを好みません

甘えたいな、触ってほしいなというときは自らそばに来て、すり寄ったり膝の上に乗ったりします。
そういう時こそ、猫ちゃんの健康をチェックするチャンスです!

猫ちゃんのご機嫌を損ねない程度にしましょう。猫ちゃんを怒らせると、豹変してしまいます。

不機嫌のサインは、耳を平らにしたりしっぽをパタパタさせたり・・・あとは猫ちゃんが足で撫でている手を払いのけたりしたら、「やめて!」というサインです。早めに手を離してあげましょう。


また、特定の場所を触ったときに攻撃してきたり怒ったりする場合は、そこに痛みがある場合が考えられます。動物病院のお医者さんに相談しましょう。


健康を保つための手段である歯磨きは、子猫ちゃんのうちから慣らしておくのがおすすめです。

猫の健康チェックポイント

猫の目をチェック

目に目ヤニが多く出ていないかチェックしましょう。目が赤くなっている場合は、結膜炎や角膜炎といった病気が考えられます。

これらの病気は、ほこりが入ったり、細菌やウイルスに感染したり、外傷を負ってしまったことが原因です。

他にも、目が左右で違って見える場合や目の動きが変だという場合にも、病気の可能性が考えられます。目の異常に気が付いたら、なるべく早く動物病院に連れて行ってあげましょう。

猫の鼻をチェック

鼻水が出てきていないかチェックしましょう。鼻水が止まらないようでしたら早めに診察に連れて行ってあげてくださいね。

猫の耳をチェック

耳垢がたまりすぎていないかチェックしましょう。猫ちゃんの耳は、問題がなければ定期的なお掃除などは本来必要ではありません。

ただし、ニオイがきつくなったり汚れが激しい場合、また猫ちゃん自身が耳をかゆがったり気にしたりする様子がある場合は危険信号です。

寄生虫による外耳炎や、細菌や酵母菌(マラセチア)によって引き起こされる病気にかかっている可能性があります。

特に、外へお散歩に出る猫ちゃんは他の動物と触れ合う機会が多いので、耳ヒセンダニに寄生されたり、去勢していない雄猫ちゃんの場合はケンカによって耳を怪我してしまうことがあります。
このような場合には、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

猫の口をチェック

ニオイに異常がないか、歯石が付着していないかチェックしましょう。口のニオイが変な場合は、口の中をしっかりと見てください。歯茎が赤ければ、口内炎になっています。

猫ちゃんの口内炎は人間のものと違い、猫免疫不全ウイルスや猫白血病ウイルス、猫カリシウイルスなど重篤な病気にかかっている場合があります。

口内炎程度で、と軽く考えずに診察を受けることを推奨します。


また、歯石がついていることが原因で、歯周病や口内炎を引き起こしてしまうことがあります。その結果痛くて食べ物が食べられない、という状態になる高齢の猫ちゃんが多くいますので、歯石チェックも重要です。


口をチェックしたくても見せてくれない、触らせてくれないのは痛みがあるから、という可能性があります。何か異常が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげるのがよいでしょう。

猫の鼻と息をチェック

1回や2回程度の単発のくしゃみが出たけれど、食欲も元気もある場合はその後の様子を観察しましょう。

逆に、繰り返しくしゃみをしたり鼻水が出ていたりする場合は、上記に挙げたような感染性の疾患や、呼吸器系に異常をきたす疾患、なんらかのアレルギー、鼻の中に何か異物が入ってしまった、腫瘍ができている、歯の疾患があるなど非常に様々な病気が考えられます。

このような場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。また、こんこんと咳をしている場合は、気管支炎や肺の疾患、胸腔内疾患、心疾患などの病気の可能性があります。

猫の皮膚・被毛をチェック

猫ちゃんの毛にツヤがあるかどうかをチェックしましょう。体を過剰にかいたり、舐めたり噛んだりする、または体を床や壁に擦り付けるなど痒そうな場合は、ノミやダニなどに寄生されている可能性があります。

猫ちゃんの毛を開いて毛の根元を確認したときに、黒い小さなゴマのようなものがついていたら、ノミの糞かもしれません。

ノミに寄生されると、ノミアレルギー性皮膚炎の原因になり、猫ちゃんの背筋に沿って首や腰などの関節の部分に、小さな粟粒のようなできものが見られます。

耳垢が黒い場合は、耳のダニによる外耳炎になっているかもしれません。他にも、疥癬(かいせん)と呼ばれるダニや細菌などに感染していたり、アレルギー症状を発症している場合は、猫ちゃんがひどく痒がることがあります。

猫の全身をチェック

撫でたり触ったりして、痛がる場所がないかをチェックしましょう。猫ちゃんは、基本的に自分でご飯の量を調節します。

なので、お腹がぽこっと膨れているような場合は、何らかの問題が生じている可能性があります。

お腹の中の臓器が大きくなってしまう病気や、心疾患や肝疾患によってお腹に水がたまったり、腹膜炎などの危険があります。

ひどい便秘により、巨大結腸症になったり、尿結石を起こす猫ちゃんもいます。トイレの回数やウンチの状態を常日頃からチェックしておきましょう。

また、お腹が腫れている場合には、肝臓が腫大になっていることが考えられます。太っているだけだ、と簡単に片づけてしまわないで、動物病院へ診察に連れて行ってあげてください。

猫の排せつをチェック

猫ちゃんが下痢をしたりウンチが柔らかかったりすると、病気だ!大変だ!と慌てがちですが、病気とは限りません。

体質的に牛乳を飲むとお腹を悪くする猫ちゃんもいますし、ご飯を変えた時やストレスなどで下痢をする場合があります。

しかし、下痢は高齢の猫ちゃんや子猫ちゃんの場合、命に関わる事態になることがあります。早めに診察を受けましょう。

元気で食欲もある大人の猫ちゃんであれば、しばらく様子を見てから判断してもよいでしょう。ただし、下痢が続く場合やウンチに血が混じったり、嘔吐する、元気がなくなり食欲も低下するなどの症状が現れた場合は、すぐに動物病院へ行きましょう。

猫の飲食をチェック

ご飯をいっぱい食べるのは元気な証拠。食べ物を食べないときは、なにか病気にかかっている可能性があります。

匂いは嗅ぐのに口に入れない、という場合は、口を開けると痛みがある場合があります。口内炎や、他の口腔系の病気になっていることが考えられます。

口を触ると痛がり、よだれを垂らしているような状況であれば、口腔内の病気のほかにも、鼻や喉の疾患、猫カリシウイルス感染症や猫伝染性鼻気管支炎などにかかっているかもしれません。

もし外にお散歩に行く猫ちゃんであれば、外で事故にあって口の周りを骨折しているなんてことも考えられます。このように外傷から内傷まで様々な原因が考えられます。なるべく早く、動物病院に連れていきましょう。

動物病院を検索してみよう

猫といっぱい遊びましょう!

猫ちゃんは狩猟本能を刺激されるような遊びが大好き!物陰に身を潜めて、狙いを定めた獲物に近づき襲い掛かる、というのが猫ちゃんの狩猟テクニックです。


特に若い猫ちゃんは、こういった遊びが大好きなので、ネズミのおもちゃや猫じゃらしを上手に動かして遊んであげましょう。


室内だと運動不足になりがちなのでキャットタワーでの上下運動はおすすめです。

猫に爪とぎの場所を教えてあげましょう

爪をとぐというのは、猫ちゃんにとって大事な行動です。元々の動物としての本能で、爪をキレイにするのと同時に、自分の存在を周りにアピールするためといわれています。


この爪とぎという行為をやめさせるのは不可能ですが、タンスやテーブルなどをガリガリ傷付けられないように「爪とぎ」を用意してあげて、そこで行うようにしつけてあげるのがいいでしょう。


現在いろいろな爪とぎが流通していますが、猫ちゃんによって好みが違います。自分のお家で飼っている猫ちゃんが気に入るものが見つかるまで探してあげてくださいね。

猫の去勢や避妊の検討はお早めに

うちの猫ちゃんはまだ子どもだから、なんて油断していたらいつの間にか妊娠していた。

こんな笑い話のようなお話をよく聞きます。生まれた子猫の貰い手が見つかればいいですが、貰い手がなく困って段ボール箱などに入れて猫を捨てるという行為は非道徳的ですし、50万円以下の罰金となる立派な犯罪です。


お世話をできない命をむやみやたらに増やさないためにも、子猫のうちに以下の去勢や避妊の手術のメリット・デメリットを考慮して検討してください。

メスの避妊手術のメリット

  • 望まない妊娠を予防することができる
  • 生殖器系の病気を予防することができる
  • 発情することで引き起こされるわずらわしさから解放することができる

メスの避妊手術のデメリット

  • 赤ちゃんを産むことができなくなる
  • 手術費用がかかる

オスの去勢手術のメリット

  • 生殖器系の病気を予防することができる
  • 発情による攻撃性が低下するので猫同士の喧嘩が少なくなり感染症にかかる可能性も低下する
  • 臭いマーキングをしなくなる

オスの去勢手術のデメリット

  • メスの猫ちゃんとの間に赤ちゃんができなくなる
  • 手術費用がかかる

猫の飼い方:まとめ

人間に慣れていない猫ちゃんはすぐに逃げ出したり、逆に攻撃してくるようなこともあり、よかれと思って連れて行っている動物病院でも非常にストレスを感じます。


そんな猫ちゃんですが、小さなころから一緒に遊んであげたり、一緒にご飯食べていれば、すぐにあなたへ懐いてくれるはずです。

愛情をもって猫ちゃんを育ててあげてくださいね。

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